御茶ノ水駅は、東京都千代田区にあるJR東日本(中央線快速・中央・総武線各駅停車)、東京メトロ(丸ノ内線)の駅です。神田川と外堀通りに囲まれた谷間にある、珍しい高架駅で、駅舎は2023年に完成した斬新なデザイン。学生街と楽器街、医療機関が集まる、多様な顔を持つ街の玄関口です。

御茶ノ水
ochanomizu
JR東日本 御茶ノ水駅
駅名 | 御茶ノ水(おちゃのみず)JC03 JB18 | ||
---|---|---|---|
路線名 | 中央線快速 中央・総武緩行線 | ||
事業者 | JR東日本 | ||
所在地 | 東京都千代田区神田駿河台2丁目 | ||
出改札 | 有人 | ||
券売機 | みどりの窓口(指定席券売機あり) | ||
改札機 | Suica首都圏エリア | ||
洗面所 | バリアフリートイレあり | ||
設備 | エスカレーター エレベーター 点字運賃表 | ||
開業日 | 1904年(明治37)12月31日 | ||
公式 | |||
地図 |
東京メトロ 御茶ノ水駅
駅名 | 御茶ノ水(おちゃのみず)M20 | ||
---|---|---|---|
路線名 | 丸ノ内線 | ||
事業者 | 東京メトロ | ||
所在地 | 東京都文京区湯島1丁目5-8 | ||
出改札 | 有人 | ||
券売機 | あり | ||
改札機 | PASMO対応エリア | ||
洗面所 | バリアフリートイレあり | ||
設備 | エスカレーター エレベーター | ||
開業日 | 1954年(昭和29)1月20日 | ||
公式 |
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅

新御茶ノ水
shin-ochanomizu
駅名 | 新御茶ノ水(しんおちゃのみず)C12 | ||
---|---|---|---|
路線名 | 千代田線 | ||
事業者 | 東京メトロ | ||
所在地 | 東京都千代田区神田駿河台3丁目 | ||
出改札 | 有人 | ||
券売機 | あり | ||
改札機 | PASMO対応エリア | ||
洗面所 | バリアフリートイレあり | ||
設備 | エスカレーター エレベーター | ||
開業日 | 1969年(昭和44)12月20日 | ||
公式 |
御茶ノ水駅の概要
駅舎の特徴
御茶ノ水駅は、その独特な地形と周辺環境に合わせた、特徴的な駅舎を持っています。
- 地形を活かした高架駅: 駅は、神田川と外堀通りが形成する深い谷間にあり、ホームが橋のように架けられた高架駅です。JR線のホームからは、神田川の景色を見下ろすことができます。
- 斬新な新駅舎: 老朽化に伴い、2023年に新しい駅舎が完成しました。バリアフリー化を推進し、駅の南北を結ぶ自由通路が新設されるなど、利便性が大幅に向上しました。外観は、周辺の景観に配慮した落ち着いたデザインです。
- JR線: 中央線快速と中央・総武線各駅停車のホームは、それぞれ独立したホームを持っています。両ホームは階段やエレベーターで結ばれています。
- 東京メトロ丸ノ内線: 地上駅で、JR駅のすぐそばにホームがあり、乗り換えが便利です。
周辺情報
御茶ノ水駅周辺は、教育機関、楽器店、医療機関などが集まる、独特の雰囲気を持つエリアです。
- 学生街: 駅周辺には、明治大学、日本大学、東京医科歯科大学など、多くの大学や専門学校が集まっています。そのため、学生向けの飲食店や古書店、楽器店などが豊富です。
- 楽器街: 特に駅の南側(お茶の水橋口方面)には、ギターや管楽器などを扱う楽器店が多数軒を連ね、全国の音楽愛好家が集まる楽器の聖地として知られています。
- 医療機関: 東京医科歯科大学病院をはじめ、多くの病院やクリニックが集積しており、医療の中心地でもあります。
- ニコライ堂: 駅近くにある、日本ハリストス正教会の大聖堂です。ビザンチン様式の美しい建物は、国の重要文化財に指定されています。
- 神田明神: 日本橋、神田、秋葉原など、東京の多くの地域の総鎮守であり、厄除けや商売繁盛のご利益があるとされています。
歴史
御茶ノ水駅は、地形の制約を乗り越えながら、日本の鉄道史とともに発展を遂げてきました。
- 1904年(明治37年)12月31日: 甲武鉄道(現在の中央本線)の駅として開業しました。当初から旅客営業を行っていました。
- 1925年(大正14年)11月1日: 当駅までが中央線の複々線化(快速線と緩行線)が完成しました。
- 1957年(昭和32年)12月15日: 東京メトロ丸ノ内線が開業し、JRとの乗り換え駅となりました。
- 1987年(昭和62年)4月1日: 国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
- 2023年(令和5年): 駅舎のバリアフリー化や耐震補強を目的とした大規模な改修工事が完了し、新しい駅舎が供用開始されました。
御茶ノ水駅は、多様な文化が混在する街の玄関口として、これからも多くの人々に利用されることでしょう。